祖父母の家を受け継いだご夫婦が、自分たちに合った暮らしを実現するために臨んだフルスケルトンリノベーション。
耐震性能・断熱性能の補強を行うことで国からの補助金を受け、新築同等の性能を実現しました。

地元の多治見に思い入れのあった祖父母の想いを受け継ぎ、多治見で生産されたタイルをインテリアに採用しました。

構造的にどうしても取れなかった柱をあえて目立たせ、ダイニングテーブル一体式キッチンの脚として使うことで、意匠としても利用しました。
また、建具の高さは天井高を基準に統一することで、すっきりとしたインテリアの一助となるように計画しました。

窓を風が通る南北面に設け、風通しにも配慮しました。

２階ホールには元の住まいに使われていた欄間を建具に合わせてカラーリングして再利用。
新しい住まいにも元の住まいへの想いを加えています。

多治見の街並みに合うよう、従来からの入母屋造の外観を踏襲して新しい和モダンのデザインに再築しました。