祖父から受け継いだ築65年の古い家。天井は低く階段は急勾配、北側の奥にあったキッチンと浴室は薄暗く、これから長く住まうために家族に合わせたリノベーションをおこないました。

もともと玄関正面奥にあった陽の入りにくいキッチンと浴室部分を減築。広い和室のあった部分にLDKとウォークスルークローゼットを配置。南側の大きな窓から入る陽光で、キッチンも明るくなりました。

キッチンの上には縁側で使われていた引き戸のガラスを再利用した天井付造作窓をあしらいました。真っ白い天井にアクセントが加わります。

畳コーナーとリビングの天井は、外の軒と同じ高さ＆同じ木目調のサイディング貼りにすることで、内と外のつながりを出しました。

リビング上の2階の部屋をなくしたことで、リビングは開放感のある吹き抜けとなりました。立派な梁が印象的です。

2階の部屋も可能な限り天井を上げて圧迫感を軽減。この部屋は将来的に壁を付けて二部屋にできるように、天井に下地も入れました。

洗面台はシンプルながらも丸いミラーやゴールドのライトやタオルハンガーが可愛らしい雰囲気。

洗面台左側の部屋はキッチンからも行き来ができるウォークスルークローゼットで、階段下のデッドスペースも活かして収納たっぷり。

リフォーム前の家が想像もできないほど、明るく開放感のあるナチュラルテイストな家となりました。